大きな窓と窓の外
2022-10-17
開くと閉じるは表裏一体
設計に先立って敷地を見に行った時、とても重要なことの一つに
「開く方向と閉じる方向を見極める」作業があります。
規格住宅をメインに販売されているハウスメーカー様は同一プランを安く大量に販売しなければならないので、どうしても無難な南に開いたプランが多くなります。
それ自体が間違っているのではないのですが、南に大きな窓を設けてもその窓から外を感じたいと思えなければ、カーテンなどで閉じてしまって開くことになりません。
特に午後は南窓からの日射がきつくなりがちで、直射日光のコントロールが上手くできていないと、遮光カーテンを閉めっぱなしにしてしまいがちです。
Paddy Field TAGAMIでは、開く方向を決めながら閉じる方向も明確に決定します。
つまり窓がない壁をどこに作るかを慎重に考える必要があります。
大きく開放したければどこを閉じるのか?
ロケーションに合ったオンリーワンの住宅を提案するための基本でかつ最重要な決定事項です。