配線確認って?
2022-10-24
本日、加茂市O様邸にて「配線確認」を行いました。
配線確認というのは、コンセントやスイッチ、照明器具、換気扇、分電盤、などの位置や色、種類を現場で確認し、最終的な微調整を行う工程になります。
この打合せの後、電気屋さんが現場入りするのですが、この配線確認がとても重要です。
どうしても電気工事は隠蔽工事(配線などが見えないように壁内などに隠してしまう工事)が多いですので、手戻りのない工事監理には欠かせません。
その他、お客様に確認しておきたかった建築的な部分についても確認することが多いですので、この打合せは3時間~4時間程度かかることもあります。
天井断熱材の写真は、弊社の標準的な気密工事の様子です。
Paddy Field TAGAMIでは不確実性が大きな気密シートを使わず、ボード状の断熱材で気密を取っています。
その場合、どうしても継ぎ目が弱点になりますので、すべての継ぎ目に断熱材の目張りをしてさらに発砲材で隙間を埋めていきます。
弊社では全棟気密測定をしているわけではありませんが、C値0.5は確保できているはずです。ちなみにUa値は0.31です。
私達としては当たり前にこなしている工程であったり仕様なのですが、なかなか皆様にお伝えする機会がないので紹介させていただきました。
大きな窓と窓の外
2022-10-17
開くと閉じるは表裏一体
設計に先立って敷地を見に行った時、とても重要なことの一つに
「開く方向と閉じる方向を見極める」作業があります。
規格住宅をメインに販売されているハウスメーカー様は同一プランを安く大量に販売しなければならないので、どうしても無難な南に開いたプランが多くなります。
それ自体が間違っているのではないのですが、南に大きな窓を設けてもその窓から外を感じたいと思えなければ、カーテンなどで閉じてしまって開くことになりません。
特に午後は南窓からの日射がきつくなりがちで、直射日光のコントロールが上手くできていないと、遮光カーテンを閉めっぱなしにしてしまいがちです。
Paddy Field TAGAMIでは、開く方向を決めながら閉じる方向も明確に決定します。
つまり窓がない壁をどこに作るかを慎重に考える必要があります。
大きく開放したければどこを閉じるのか?
ロケーションに合ったオンリーワンの住宅を提案するための基本でかつ最重要な決定事項です。
光を遮り光を呼び込む家
2022-10-07
昨年にお引渡しさせていただきました、三条市のT様邸
古い家を建て替えて欲しいとのご要望でした。
南面に広く接道している敷地なのですが、南の道を通行される方の視線が気になって、開放的に暮らせないことが悩みでした。
そこで、中二階ベランダと床から1.5mに取り付けられた「掃き出さない掃き出し窓」で目線をカット。
もちろん、南からの暖かい光も十分にいただきます。
でも、南側からの日差しは要注意です。
夏がとても暑すぎて、エアコンが効かなくなるほど。
日射を遮るためにカーテンを引いてしまったら本末転倒です。
そこで、ベランダの前には日差しカット用のルーバーを設置
夏の角度が付いた日差しはカットしつつ、冬の低い角度の日差しは部屋の奥まで届く様に配慮しました。
加茂市O様邸 ㊗上棟
2022-10-06
夕暮れ時の矢代田モデルハウス
2022-10-03