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大きな窓と窓の外

2022-10-17

開くと閉じるは表裏一体

設計に先立って敷地を見に行った時、とても重要なことの一つに
「開く方向と閉じる方向を見極める」作業があります。

規格住宅をメインに販売されているハウスメーカー様は同一プランを安く大量に販売しなければならないので、どうしても無難な南に開いたプランが多くなります。

それ自体が間違っているのではないのですが、南に大きな窓を設けてもその窓から外を感じたいと思えなければ、カーテンなどで閉じてしまって開くことになりません。

特に午後は南窓からの日射がきつくなりがちで、直射日光のコントロールが上手くできていないと、遮光カーテンを閉めっぱなしにしてしまいがちです。

Paddy Field TAGAMIでは、開く方向を決めながら閉じる方向も明確に決定します。
つまり窓がない壁をどこに作るかを慎重に考える必要があります。

大きく開放したければどこを閉じるのか?

ロケーションに合ったオンリーワンの住宅を提案するための基本でかつ最重要な決定事項です。

 

Taimenするキッチン

2022-10-02
対面型キッチンが対面するものって何でしょう?
毎日たくさんのプランや施工例を見させていただいていますが、「この対面型キッチンは何に対面させようとして選んだのだろう?」と考えさせられる時があります。
対面型キッチンは対面する相手があってこそ活きる形。
キッチンから見える風景を大切にした設計例です。
 

家づくりの第一歩

2022-09-16

今、新築をご検討されているお客様の計画地巡りに行ってきました。

お客様にとって土地選びは最初に突き当たるハードルですよね。
一体何を基準に選べばいいの?って悩んでしまいます。

駅や学校からの距離?
車通りの多さや道幅?
面積?形状?地勢?
そして。価格?????

家作りに掛けることの出来る全体予算から考えて、土地にいくら使うことが出来るのかも実はよくわからない?
掘り出し物の土地なんてないと聞くけど、相場より安い土地は何か問題あるの?

こういう不安を持たれることはごく自然です。
にもかかわらず、土地を決めないと家を作ってもらう会社探しも進まないですね。

展示場に行って営業さんに「土地ありますか?」と聞かれた時「ありません」と答えたとたんに、営業さんの態度が変わってしまった経験は皆さんあるのではないでしょうか?

だから、Paddy Field TAGAMIでは前もって候補地を見ておきます。
価格だけではなく、環境、地勢、地形、法的制限、権利関係、ライフラインの有無、工事の難易度、設計の難易度など、プロの目がなければ分からないことは沢山あります。

私達の目で見た印象に、客観的な情報を加えて簡単な所見をお伝えします。
もちろん、おススメの全体予算の割り振りもアドバイス。

前もってこの段階を踏めば
「土地にお金を掛けすぎて、思い描いていた家が建たなくなってしまった!!」
という失敗はなくなるはずです。

ご相談だけでも承りますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

 

素敵なロケーションを見逃したくない

2022-08-18

現在プランニング中の三条市の案件

敷地北側に素敵な田圃がありました。

でも、その向こうにはちょっと「うむむ」な工場が立ち並んでいます。。。

それでもこのロケーションを諦めきれないワタクシ

絶妙のアングルと窓配置で、この田んぼの景色だけを切り取れないものかと奮闘しております(^^)/

 

 

開放的な暮らしと窓の大きさ

2022-07-31

何を切り取って、何を見せるのか

窓を考える時に、このことを考えない設計者はいません。
(もし、窓から何が見えるのかを把握していない設計者がいたら、その力量を疑った方が良いかも。。)
南東に抜群のロケーションを持つK様邸ですが、良い景色は家と家の間の狭い角度のみ。
両サイドの家屋は景観的にもプライバシーの観点からも視界から外したいところ

そこで、左右の視界を思い切ってカット。
その代わり遠くの山が望めるように窓の高さは製作可能範囲いっぱいまで大きくしました。

もちろんカーテンをしなくてもプライバシーは守られていますので、いつも開放的。
自然と外を眺めたくなる窓が出来ました。